少量多品目栽培

2016/03/01(Tue)13:15


前回のブログで、

「どんな野菜を作るのか」

 

について触れませんでしたが、

今回はそのことについて、

自分の考えを皆様にお伝えしたいと思います。

 

皆さんは農家というとどんなイメージを持たれていますか?

 

米だったら米農家。

トマトだったらトマト農家。

イチゴだったらイチゴ農家。

 

というイメージではないですか?

たいていの農家さんは一つの品目をメインにして、専業で作っているケースが多いで

す。専業のほかに作る人も多いけれど多くても2,3品目ぐらいでしょうか。


私がチャレンジしようと思っている「少量多品目栽培」とは、

一品目を大量に作るというものではなく、

いろいろな野菜(50種類前後)を少しずつ作るやり方です。

基本的にメインの野菜というのはありません。

 

この栽培方法のデメリットは「ものすごく効率が悪いこと」です。

栽培品種が多岐にわたるため栽培方法や播種、定植時期がそれぞれ違います。

一つ一つの作業時間が短く、いっぺんに作業ができないため

ものすごく効率が悪いわけです。

ですので大量生産には向きません。

主にCtoC(個人対個人)による直接販売形式をとっている農家さんが多いです。

 

もう一つデメリットを上げるならば「休みがとりにくいこと」でしょうか。

常に何かを作り収穫、出荷をしているため一年中畑に入っているイメージです。

とりわけ育苗シーズンに関しては一日も休めないようなことはざらでしょう。

 

またCtoC販売がメインということで、

お客さんを自分で獲得しなければいけないという難しさもあります。

 

 

じゃあメリットは何かというと、

しいて言うとすれば「飽きないこと」でしょう。

いろいろな野菜を作っているため同じ作業を延々と繰り返すようなこともなく、

季節にそった野菜を育てる楽しみを味わえるのがメリットのような気がします。

経済的なメリットってのはあまり見当たりません。

CtoCによる販売により価格決定権が自分にあることはメリットではありますが、

馬鹿みたいに効率よく稼げる栽培形態ではないと思います。

 

 

「じゃあなんでそんなもうからないやり方をあえて選ぶのか?」

 

これは単純に「面白そうだから」としか言いようがない。

もちろん面白いだけでは仕事にならないのですが、

面白いがないと好きな仕事にはならないような気がしています。

効率の悪さや販売の難しさを加味しても、

自分にとってはチャレンジする価値のあるものです。


同じようなやり方を選んだ先輩農家の人たちは、

口をそろえて「やめたほうがいい!」といいます。

そしてほとんどの先輩農家の人たちは、

少量多品目栽培から専業に切り替わっていきます。

それだけいろいろな意味で難しい栽培なんですよね。

 

でも先輩方にそういわれれば言われるほど、

なぜかやってみたくなる自分がいます。

そう、むかーしから天邪鬼な性格なのです。

それにせっかく見つけた本気でやりたいことなので、

失敗覚悟でチャレンジしてみたいじゃないですか。

 

というわけで難易度の高い少量多品目栽培で、

何とか食える道を模索していこうと考えています。