肥効

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今日は「肥効」の話。

肥効なんて言葉、

野菜を作ったことのない人には耳慣れない言葉ですよね。

まあ読んで字のごとくなんですが、

要するに肥料の効果の略語みたいなものです。

 

僕みたいに農業経験の少ない農家には、

どんな肥料がどう効くなんてことはまだ体感的にわかっていません。

だから見様見真似で本や先輩農家から聞いたことを、

日々実践するわけですが、

今回、米ぬかを使った畑の肥効が、

素晴らしいことになっております。

 

夏場に米ぬかを投入したんですが、

当初はものすごいにおいがして、

これは失敗したかなーと思っていました。

まあそれでも菌の働きを考えながら、

酸素不足を疑い、頻繁に耕耘して、

なるべく土の中の微生物に酸素を供給することを意識して管理してました。

 

そんな管理がうまくいったのか、

同じ野菜なのに、米ぬかの畝と、

土壌分析して施肥した畝でえらい差が出ております。

まあとにかく写真をご覧ください。

 

↓これは土壌分析して普通に施肥した畝。

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↓こっちが米ぬかをまいた畝

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間引きの具合もありますが、

明らかに成長に差が出てるのはわかりますよね。

ちなみに種をまいたのは米ぬか畝のほうが後です。

 

当初は米ぬか施肥でかなりにおいが出たので、

発芽実験のつもりで播いたんですが、

これがみるみる生育してこうなりました。

 

理論的にはなんとなく理解できているのですが、

実際こうも差が出るといろいろ考えてしまいますね。

有機質肥料(僕が使っているのは魚肥)は値段もそれなりに高く、

コストパフォーマンス的にはそこまで良いものとは言えません。

しかしながら米ぬかはただ同然でもらえるものだったりするので、

めちゃめちゃコストパフォーマンスが高いんですよ。

 

いろいろ本を読んで勉強すると、

魚肥は即効性のある肥料。

米ぬかはじわじわと効いてくる遅効きの肥料とのこと。

正直全然効きが遅くないんだけど、

これはおそらく夏場に行った太陽熱養生のおかげで、

米ぬかの分解が早まったため、

早く効いているのかなと考えています。

 

どちらにしろ自分の使う肥料の中に

「米ぬか」の選択肢が加わったことは間違いありません。

去年の冬と今年の秋に見学しに行った久松農園さんも、

よくよく考えると米ぬかを多投する農家さんでした。

 

「米ぬかをどう使うか」

これが今年から来年のテーマになりそうです。

とりあえず今年は米ぬかの畝が二畝あるので、

一畝には大根、蕪、白菜などすでに定植&播種済みですが、

もう一畝には玉ねぎを植えてみる予定です。

 

ちなみに写真の野菜はどんな野菜かわかります?

ロシアのボルシチなんかに入ってるやつ。

そう、ビーツです。

去年食べたらおいしかったのと、

作らないの?というリクエストがあったので、

種をまいてみました。

結構いい感じに育ってきているので、

美味いこと出荷できたらなーと思っております。

 

これもあまり数がないので、

定期便のお客さんで終わっちゃうかな。

農地拡大できたら来年はもう少し作ってみたいですね。